電子回路組立の様子です。作成した回路を使ってLEDを点灯させたり、音を鳴らすことができます。
電子・情報・通信以外の部分で、実習ではCGソフトを用いてモデリングも行います。作成したモデルは本科の3Dプリンターを使って実際に作ることも可能です。 3Dプリンタの使い方は、こちらから
本校の電子情報科は「ものづくりの気持ち」を大切にしています。電子部品の使い方や回路のしくみを学び、プログラミングによって作ったものを動かすものづくりを学んでいきます。
電子情報科のものづくりは、主に制御、自分で作ったハードウェアをプログラムで自由自在に動かせるように、初歩的な内容から学んでいきます。電気を使ってものを動かすので電気の基礎の学習はもちろん、自分の思いやアイデアどおりに動かすためにプログラミングも学びます。身近にある小さな電化製品のなかに入っている半導体やICを使って、回路やハードを作る作業は楽しいものです。
そこから光や音、動きのアイデアを、思い通りに作り上げるには根気のいる作業が続きますが、試行錯誤を通し学ぶことがたくさんあります。手作業と考える力を結びつけていくのが電子情報科のものづくりです。
電気・電子系から情報分野と幅広く資格にチャレンジし、自分の進路を切り拓いていきます。在学中に取得した資格は就職や進学の際に有利になるだけでなく、その後の就職先や進学先で優れた技能を発揮できます。
電子情報科の必要な専門科目を履修することで、『第二級海上特殊無線技士』及び『第三級陸上特殊無線技士』の海・陸 Wライセンスを卒業後に申請することで取得できます(専門コース)。『第三級陸上特殊無線技士』を卒業後に申請で取得できる高校は石川県内では初となります。
以下は、電子情報科で推奨している資格の一例です。
資格取得に向け、生徒は放課後も努力を続けています。画像は、技能検定3級電子機器組立ての様子です。電子情報科では、電子回路の知識・理解とはんだ付け技能の向上に励みます。
電子情報科で学ぶものづくりは「ものづくりコンテスト電子回路部門」や「マイコンカーラリー」などのコンテストでも発揮されます。自分で回路やマイコンカーを設計・製作し、プログラミングにより制御し、課題をクリアしていく。この醍醐味も、電子情報科の魅力のひとつです。
マイコンカーラリー。車体の設計製作(ハード)とモーターの制御(ソフト)を両立させることが重要です。画像は、カメラクラス部門です。コースを車体カメラが画像認識して自動走行します。画像は北信越大会の様子。令和3年度は2位でした。全国大会出場権獲得(全国大会はコロナ禍中止)。令和4年度は7位でした。
プログラミングコンテスト。授業ではC言語を学習しています。このコンテストではJAVA言語で挑まなければなりません。さらに工業高校だけでなく商業高校とも競う石川県産業教育フェアのコンテスト。
令和4年度は2位でした。
ものづくりコンテスト電子回路組立部門。制限時間内に入力回路の設計、製作、そして出力回路への制御とプログラミング。まさにハードとソフトを両立が求められます。令和4年度は2位でした。北信越大会に出場しました。
2年生からはコースごとに学びます。技能を身につけたい生徒は専門重視コース、学力を高め進学を目指す生徒は数英重視コースを選んでいます。電子情報の中心となる学習内容や資格はどちらのコースでも学べるように工夫しています。多種多様な進路に対応するために、コースを選択して、将来の目標に向けて知識や技能を高めていきます。
卒業後の進路としては、就職では県内外の電気・電子関係企業や公務員、進学では国公立大学や私立大学、専門学校などがあります。
電子情報科ではソフトウェアとハードウェアの両面を学習します。
ゲームクリエーターを養成するカリキュラムはありません^^;。
課題研究でゲームやCG、プロジェクションマッピングなどメディアコンテンツ制作をおこなっておりますが、本学科にて学習した専門的な知識や技術を応用して行っております。