金沢市立工業高等学校

機械科Mechanical Engineering

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機械科 Topics

機械科では

「ものづくり」の基本を習得します。

世界の工業製品はすべて機械でつくられています。本科では、そのものづくりをするための基本的な機械技術の修得と、それに関わる制御や電気を学びます。そして、実践的な技術者の育成および、社会に通用する人間形成を目指します。

学科のポイント

  1. 機械技術の基礎基本をしっかり身に着けます。
  2. 機械の基本的な技術のみならず、自動制御や電気に対応する基礎も学びます。
  3. ものづくりの取り組みとして、各種ロボット・ラジコンカーなどを設計・製作しコンテストに出場します。
  4. 資格取得に力を入れています。数多くの試験にチャレンジして自分のスキルをアップさせています。

機械技術の基礎基本(専門的知識)

機械設計
機械の設計に必要な、機械に働く力や材料、歯車や軸などの知識を勉強し、実際に機械を設計できる能力をつけます。
原動機
エネルギー変換、流体機械、エンジン、自動車などの構造と機能を勉強し、原動機を有効に活用することを目的とします。
機械工作
各金属の加工性や工作方法などを勉強し、実際に活用できる能力を身に付けます。

機械技術の基礎基本(専門的技能)

旋盤実習旋盤実習では、円筒形の金属材料を高速回転させ、刃物(バイト)を当て切削加工します。

フライス実習フライス実習では、多数の刃をもった刃物を高速回転させ、金属ブロックの平面や溝を切削し加工します。

溶接実習溶接実習では、二つの金属片に高温の熱を与え接合および切断を行います。

3次元CAD実習ではパソコンで立体図を作成、組立して、製品を設計します

機械設備(実習で使用する機械)

普通旋盤(四尺) WASHINO LR-55A 15台

普通旋盤(六尺) WASHINO LEO-80A 3台

汎用立形フライス盤 ETSUKI 2MF 3台

汎用横形フライス盤 HITACHI SEIKI 2MFU

半自動フライス盤 Enshu SEV

マシニングセンタ Enshu VMC430Ⅱ

マシニングセンタ MORI SEIKI mv-40m

NC旋盤 TAKAMAZ X-15

NC旋盤 TAKAMAZ X-10

ターニングセンタ NAKAMMURA-Tome SC-200

レーザ加工機 SHIBUYA WTS4112

横型自動盤フレキシブルバンドソー AMADA HFA-30

汎用バンドソー AMADA H-250-SA

アーク溶接機 National 180KLD 4台

半自動アーク溶接機(アナログ)(MAG) Panasonic YD-200KR2 4台

半自動アーク溶接機(デジタル)(MAG) Panasonic YD-350GR3 2台

半自動アーク溶接機(デジタル)(MAG) DAIHEN DM350

半自動アーク溶接機(アナログ)(TIG) Panasonic PA-TIG WP300

電気炉 SHIMADZU SMF-14

分解・組立用ガソリンエンジン

ガス溶接ブース 7ヶ所

アーク溶接ブース 10ヶ所

機械組立仕上げ(やすりがけ)作業台 16ヶ所

製図器(A1) MUTOH EAJ-1000 30台

3次元CAD SolidWorks2014 20台

自動制御や電気技術の修得

機械を動かすためには、電気や制御技術が必要となります。そのため、機械科では、シーケンス制御や電子回路に関する学習も行います。

ロボットやオートメーション工場などを思い通りに制御するためのプログラム(ラダー図)を書き、それを使って、生産工場のシステム技術を学習するための装置です。

ものづくりへの取り組み

各種コンテストに出場するために、生徒自ら設計・製作し全国大会優勝に向けて取り組んでいます。

全国ソーラーラジコンコンテスト2015に出場したマシンです。

Ene-1 GP SUZUKA 2015に出場したマシンです。

ロボット相撲大会2015に出場したマシンです。

アメリカンフットボールロボット大会 2015に出場したマシンです。

第23回(2015)高校生ロボット競技大会に出場したマシンです。

第16回(2016年)高校生ものづくりコンテストの旋盤作業部門で製作する課題作品です。

熟練技術者(ものづくりマイスター)による技術指導

地域の熟練技能者が若年者を中心としたものづくり産業活動の基礎となる技能者の育成を支援して頂いています。

アーク溶接の実習での技術指導

フライス盤作業の技術指導(ものづくりマイスター)

技能検定 普通旋盤作業2級の指導(金沢市職業人育成事業)

資格取得への挑戦

資格取得は専門性を高めるばかりでなく、就職や進学をする際の評価項目になっています。放課後、補習を行い合格に向かってがんばっています。

計算技術検定、機械製図検定、情報技術検定、危険物取扱者試験、ガス溶接技能講習、第2種電気工事士、技能検定(普通旋盤2級・3級、フライス盤2級・3級、機械検査3級、シーケンス作業3級、マシニングセンタ3級)